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矯正歯科

矯正歯科

矯正治療は「子どもが受けるもの」というイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、大人になってからでも始めることができます。歯並びやかみ合わせを整えることで、見た目の印象が良くなるだけでなく、発音が明瞭になったり、むし歯や歯周病の予防にもつながります。
大人の矯正治療は、ご本人の理解や意欲が高いため、治療計画がスムーズに進みやすいというメリットもあります。
当院には、日本矯正歯科学会認定医が在籍しており、専門的な視点から一人ひとりのお口の状態を丁寧に診断いたします。精密な検査とカウンセリングを通じて、お悩みやライフスタイルに合わせた最適な治療プランをご提案いたします。
「目立ちにくい装置を使いたい」「できるだけ短期間で治療したい」などのご希望も、どうぞお気軽にご相談ください。

このようなお悩みはありませんか?

  • 歯並びが気になって、笑顔に自信が持てない
  • 噛み合わせが悪く、顎が疲れやすい
  • 歯みがきしにくく、むし歯や歯周病が心配
  • 発音しづらい言葉がある
  • 歯ぎしりやいびきが気になる
  • 頭痛や肩こりが慢性化している

歯並びの悪さが全身に及ぼすリスクとは?

お口の健康への影響

・むし歯や歯周病、口臭が生じやすい

歯並びが乱れていると、食べカス汚れが溜まりやすく、歯磨きでの磨き残しも多くなりやすいため、口腔内の細菌が繁殖しやすくなります。また、唾液には口腔内を洗浄する作用や細菌の増殖を抑える抗菌作用、歯質を修復する再石灰化作用などがありますが、かみ合わせが悪いと食事の際の咀嚼回数が減り、唾液の分泌量も減少してしまいます。
その結果、むし歯歯周病口臭などの口腔トラブルが生じやすくなります。

・歯科治療が複雑化しやすい

歯並びやかみ合わせが悪いと、むし歯や歯周病、詰め物・被せ物などの一般歯科治療が難しくなることがあります。
治療が複雑化し、治療効率が悪くなることで、治療期間治療費用などが多くかかってしまいます。

全身の健康への影響

・顎の関節、お口周りの筋肉、消化器官などに負担をかける

歯並びやかみ合わせが悪いと、咀嚼の際の左右バランスが乱れるため、顎の関節に過度な負担がかかりやすく顎関節症を引き起こしやすいです。さらに全身のバランスが乱れ、首や肩もこりやすくなります。
また、食べ物をよく噛むことができず消化器官に大きな負担をかけ、消化不良栄養吸収の低下などを引き起こしやすいです。

・筋肉や骨の成長・発育を妨げる

歯並びやかみ合わせの乱れは、口腔顔面の筋肉骨の成長発育に大きな影響を及ぼします。しっかり噛むことで顎の骨は正しく成長していきますが、かみ合わせに乱れがあると骨の成長が抑制され異常が生じたり、筋肉のバランスが悪くなり顔面の歪みが生じたり、左右のバランスが乱れ体全体の発育が悪くなる可能性があります。

心の健康への影響

・発音が不明瞭になり会話がしにくくなる

歯並びやかみ合わせが悪いと、空気が漏れたり舌の動きが悪くなったりするため、発音が不明瞭になりやすいです。
特にサ行やタ行の発音に影響が出やすく、スムーズに会話をすることが難しく、精神的なストレスが大きくなってしまいます。うまく発音できないことで、人前に出て話すことが苦手になったり、自信が持てなくなったりしてしまう方も少なくありません。

・人とのコミュニケーションや自己肯定感にも影響を与える

歯並びが悪いと口元の見た目を気にするようになり、人とのコミュニケーションや自己肯定感にもさまざまな影響を与えます。歯並びの悪さのせいで、口元がコンプレックスになる口を開けて笑うのを避けるようになる表情が暗くなってしまう人前に出る自信がなくなる自己肯定感が下がる人とのコミュニケーションが億劫になるなどのお悩みを抱えている方は少なくありません。

矯正歯科のメリット

Merit1:見た目が美しくなる

矯正歯科治療を行うことで、口元の見た目を美しくすることができます。
コンプレックスの解消につながり、笑顔に自信を持てるようになります。歯並びが正しくきれいになると、横から見た時の顔貌(Eライン)も美しく整います。

Merit2:食べ物をよく噛めるようになる

歯並びやかみ合わせが改善すると、食べ物をよく噛めるようになるため、消化器官への負担も軽減できるようになります。また、栄養の吸収効率も向上するため、全身の健康を維持しやすくなります。

Merit3:むし歯や歯周病・口臭などが生じにくくなる

歯並びの乱れが改善すると、歯の隙間に食べカスや歯石が溜まりにくくなります。
また、口腔ケアもしやすくなるため、磨き残しも減少します。口腔内を清潔に保ちやすくなることで、むし歯や歯周病・口臭などの口腔トラブルが生じにくくなります。

Merit4:発音がしやすくなる、明瞭性が向上する

歯並びやかみ合わせが改善することで、唇や舌の動きがスムーズになり、発音がしやすくなります。
また、発語の明瞭性が向上するため、人とのコミュニケーションもよりスムーズになります。

矯正治療を成功に導くための精密な検査と治療計画

歯科用CT・セファロ

矯正治療を成功に導くためには、お口全体の状態や歯や骨の状態などを正確に把握し、精密な診断を行うことが大切です。
当院では、精密な診断を行うために歯科用CTセファロレントゲンなどの設備を整えております。
歯科用CTを使えば、歯がどの方向に生えているか、歯を動かすために必要な骨の厚みが十分にあるか、歯根の形状、神経や血管の走行位置、埋伏歯の有無や状態など、さまざまな情報を3D画像で正確に確認することができます。
また、セファロレントゲン(頭部X線規格写真)では、顎の骨の大きさや位置、傾き、歯の角度などを正確に測定することができます。顎の骨格と歯の位置関係に基づいた精密な治療計画の作成、骨格的な問題点の分析、成長期の患者さまにおける顔や顎の骨の成長の変化の追跡と評価、治療中の歯の移動量や進行状況の確認、治療前後の比較や治療後の経過観察などさまざまな場面で役立ち、精度の高い矯正治療を行うことができます。

iTero(アイテロ)

当院では、口腔内スキャナー「iTero」を導入しております。
従来はシリコン製の印象材を盛ったトレーを口に入れて、印象材が固まるまで数分間待たないと歯型を採取できなかったため、嘔吐反射や不快感などが生じやすく、患者さまに多くの負担がかかっていました。しかし、iTeroでの歯型採取は1分ほどスキャナーで歯をなぞるだけなので、患者さまへ不快感を与えることなく、高精度な3Dデータを取得することができます。
また、iTeroはデジタルデータなので、印象材を外すときの力でわずかな歪みが生じるリスクや、模型による保管で劣化するリスクなどもありません。
さらにiTeroでは取得したデータをもとに治療シミュレーションができるため、治療の説明が視覚的に理解しやすく、患者さまの治療に対するモチベーションアップにも役立ちます。
iTeroを導入したことで、短時間で簡単に歯型を採取できるようになり、患者さまへの負担も大幅に軽減し、よりスムーズに精密な矯正治療を行えるようになりました。

矯正治療が必要な歯並び

叢生(そうせい)

叢生(そうせい)

歯が重なり合っていたり、ねじれて生えている歯があったり、歯列がきれいなアーチ状ではなくデコボコとしている状態の歯並びです。
顎の骨の発達が不十分で歯がきれいに並ぶためのスペースが不足している場合や、顎の大きさに対して歯が大きすぎる場合、乳歯を早期に喪失した場合などに生じる不正咬合です。

開咬(かいこう)

開咬(かいこう)

上下の歯をかみ合わせたときに、かみ合うのは奥歯のみで、前歯は常に隙間があいてしまう不正咬合です。
奥歯のみで咀嚼をするため奥歯や顎関節に過度な負担がかかりやすく、将来の失歯リスクや顎関節症リスクが高いです。また、前歯の隙間から空気が漏れるため発音が不明瞭になりやすいです。

空隙歯列(くうげきしれつ)

空隙歯列(くうげきしれつ)

一般的に「すきっ歯」といわれることが多く、歯と歯の隙間が大きい歯並びのことです。見た目に影響が出やすいだけでなく、歯と歯の間に汚れが残りやすいため、むし歯や歯周病・口臭などを引き起こすリスクが高いです。歯の大きさが小さすぎる場合や、顎が大きすぎる場合、生まれつき歯の本数が不足している場合などに生じる不正咬合です。

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

上の歯が下の歯よりも大きく前に突き出ている状態で、上の歯が前方に傾いている歯性の上顎前突と、上顎自体が下顎よりも前に出ている骨格性の上顎前突があります。
口が閉じにくくドライマウスになりやすいため、むし歯や歯周病・口臭を引き起こしやすいです。上顎の過成長や下顎の成長不良、幼少期の指しゃぶりや舌の癖などが原因で生じる不正咬合です。

下顎前突(かがくぜんとつ)


下の顎が上の顎よりも大きく前に出ている状態で、一般的に「受け口」とも呼ばれます。
下顎の過成長や上顎の成長不良、遺伝、指しゃぶりなどが原因で生じ、見た目に影響が出やすいだけでなく、発音や咀嚼機能、顎関節などにも悪影響を及ぼしやすいです。

過蓋咬合(かがいこうごう)


過蓋咬合はかみ合わせが深い状態のことで、かみ合わせたときに上の歯が下の歯に覆い被さり、下の歯がほとんど見えなくなってしまいます。
歯ぐきを傷つけたり、顎関節に負担をかけたり、咀嚼機能の低下や消化不良などが生じやすいです。

矯正歯科メニュー

マウスピース矯正

マウスピース矯正とは、薄く透明なマウスピース型矯正装置を使って行う矯正方法です。
マウスピースは患者さま自身で着脱が可能で、約1〜2週間ごとに次のステップのマウスピースに交換することで、少しずつ歯を動かしていきます。マウスピース矯正は矯正中の見た目が目立ちにくいというメリットや、歯磨きや食事の際は外すことができるというメリット、1枚のマウスピースあたりの歯の移動量が0.25mm程度に決まっているため痛みが生じにくいというメリットなどがあります。
矯正治療中の見た目を気にする方に適している治療方法ですが、複雑な歯並びや重度の不正咬合には適用することができない場合があります。また、装着時間や交換のタイミングを遵守しないと効果が十分に出ないため、自己管理が得意な方に向いている矯正方法といえます。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正とは、ブラケットという小さな器具とワイヤーを使用して行う矯正方法です。最も古くから行われている矯正方法なので多くの研究が進んでいて、ほとんどの症例に適用することができます。ブラケットの位置やワイヤーの張力を調整することで、複雑な歯並びでも効率よく歯を移動させることができます。
従来のワイヤー矯正は金属製のブラケットとワイヤーを使用していたため、目立ちやすいというデメリットがありましたが、当院では白いブラケットと白いワイヤーを使った目立ちにくいワイヤー矯正を行うことが可能です。
基本的には月に1回来院していただき、調整を行います。ご自身で着脱の管理をする必要がなく、治療計画にズレが生じにくいというメリットがあります。

ハーフリンガル

ハーフリンガル矯正とは、表側矯正と裏側矯正を組み合わせた矯正方法です。矯正中の装置が目立ちやすい上の歯には裏側矯正を行い、装置が目立ちにくい下の歯には表側矯正を行うため、周囲に気付かれにくいです。
また、下の歯の裏側に矯正装置が付いていると舌が動かしにくく、発音に影響が出たり、舌を傷つけたりすることがありますが、ハーフリンガルでは表側に装着するため影響が出にくいです。費用面でも通常の裏側矯正よりも負担を軽減することができます。
このようにハーフリンガルは表側矯正と裏側矯正のそれぞれのメリットを得ることができます。一方で、話すときや笑ったときに下の歯が多く見える方には不向きな場合や、表側矯正よりは費用がかかってしまうというデメリットもありますので、まずはお気軽にご相談ください。

小児矯正

当院ではお子さまの矯正治療も行っています。小児矯正では主に、顎の成長のコントロールや悪習慣の改善、お口周りの筋肉のトレーニングなどで正しい歯並びに導きます。お子さまのお口の状態や成長に合わせて適切なタイミングで治療を開始しますので、お子さまの歯並びやかみ合わせで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
歯並びやかみ合わせの乱れは、お子さまの全身の発育や健康にさまざまな影響を及ぼします。
当院ではお子さま一人ひとりのペースに合わせ、お子さまへの負担を最小限に抑えた精度の高い小児矯正治療を行っております。